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軽貨物運送業とは?
「貨物軽自動車運送事業」
軽貨物運送の正式名称です。
赤帽は今年で創立40周年!軽貨物の運送一筋でここまで来ました。
創始者松石俊夫が目指したものは
一人で運送許可が取れ、社会に貢献できる職業です。
そのために、松石初代会長は赤帽を「協同組合」として組合員に主権を持たせました。
協同組合の組合員は株式会社で言えば株主です。
しかも、出資額には関係なく一人ずつに平等な権利が有ります。
また赤帽には「顧客開拓の自由」「増車の自由」「法人化の自由」など、さまざまな自由があります。
これは、実業家として数々の事業を成功させた松石初代会長が赤帽の組合員にも事業家としての喜びを知ってもらうために与えた自由だと思います。
「初めはたった一台の軽トラックでも努力を重ねれば大きくなれる」松石初代会長のそんな気持ちに答えるように全国の赤帽の組合員の中には車を増やして会社組織にする人たちが多くいます。
車は小さくても心は大きく!赤帽はただの個人営業の集まりではありません。
「赤帽を模倣する軽貨物業者」
赤帽が全国組織となり、世間に軽貨物運送が認知されるようになると、赤帽を模倣する業者が出現するようになりました。
模倣業者の多くは、赤帽の独立開業というモデルを参考にして運送で利益を得るのではなく
会員を集める事に主眼を置き、赤帽に類似のカラーリングや配車システムを謳い文句にして
開業希望者を集めるようになりました。
「軽貨物商法と赤帽」
模倣業者が数多く現れるようになった軽貨物運送業界は松石初代会長の気持ちとは逆に
車を高く売りつけて儲ける悪徳商法へと変貌して行きます。
軽トラ1台が200万円~300万円。開業したものの仕事が無い!
軽貨物運送業界は「詐欺業界」のレッテルを貼られるようになりました。
そんな最中に名古屋では軽貨物を開業した男による、とんでもない事件が発生しました。
それが 「名古屋立てこもり放火事件」です。
この事件により世間では「赤帽も詐欺ではないのか?」と思われた事は非常に残念でした。
しかし、我々赤帽は風評に負けることなくまじめに軽貨物運送業を通して社会に貢献してきました。
「軽貨物運送業界の現状」
軽トラ商法、軽貨物商法などと呼ばれる業者に勧誘され高い車を買わされた上に仕事が無い!
已むに已まれず脱退して一匹狼となった被害者の多くは、本当の運賃や仕事の内容を知ることもなく
使ってくれる顧客を自ら探すことになります。
そんな無印軽貨物業者をアルバイトのような運賃で使っているのが大手運送会社を始めとした物流会社です。
赤帽で開業していれば生活できる運賃の基準を知る事ができるのに、詐欺同然の業者で開業してしまっては
本当の運賃を知りません。
知らないが故に相手の言い値で仕事を引き受けてしまう。運送業界の安い運賃の要因の一つがここにあります。しかし、安い運賃で一年中休み無く働いても生活は苦しく、貨物保険に入るどころではありません。
現在、個人で営業届けをしている数は把握できませんが、赤帽以外の大多数の軽貨物業者はアルバイトの時給、日給のような運賃で働いています。
しかも、用が無くなれば「明日から来なくていい」の一言で終わりです。
「これからの軽貨物運送業」
軽貨物運送業は現在の日本社会において必要不可欠な存在となっています。
日本では物流そのものが軽視され、できる事なら運賃を払いたくないというのが現状です。
しかし、軽貨物運送業者の大半がヨーロッパのようにストライキを起こしたらどうなるのでしょうか?
物流の末端を担う我々軽貨物業者がストップすれば、日本の物流は半身不随状態になってしまいます。
赤帽創始者の松石俊夫初代会長が社会貢献のため築き上げた軽貨物運送業が、一部の詐欺師や大手物流会社の金儲けの手段に使われてはなりません。
我々は価値のある仕事をしています。価値のある仕事をしたならば正当な対価を頂く事は当然です。
我々赤帽は一部の詐欺業者では有りません。車付きのアルバイトでも有りません。
我々は社会に貢献させて頂いていることを誇りに思っています。
そして、軽貨物運送業の開拓者「赤帽」の組合員であることを誇りに思っています。
これからも価値のある仕事をさせて頂き、社会に貢献して行く事を第一に考えます。
今後の物流業界は大きく変化をして行きます。個人で運送業を開業できるように考えたのは、赤帽です。
しかし、一人ひとりの力は、とても小さい。いくら頑張っても大きな会社には勝てません。
今後の軽貨物運送業界は赤帽が中心となって、バラバラに散らばっている個人の軽貨物業者をまとめなければなりません。
現在アルバイトのような運賃で働いている赤帽以外の軽貨物業者に生活できる運賃を収受できるようにする。
貨物保険をはじめお客様に納得していただける保証を完備する。
そして、努力をすれば報われる業界にして行きたいと思っています。
軽貨物のみならず一般貨物の零細も、現在の安い運賃では、経営が成り立たなくなっています。
必ず近い将来に物流改革が起こります。
無印の軽貨物や赤帽以外の軽貨物業者の大多数は、物流業者の下請けです。
下請けはいつまでたっても下請けの運賃しかいただけません。
赤帽は中小企業から大手の一流企業まで数多くのお客様と直接の取引をさせて頂いています。
信用と組織力があれば軽貨物業者も元請になることができるんです。